仮想サーバ環境準備
仮想サーバ環境準備
※扱いの簡単さやWeb検索で引っかかるマニュアル/ドキュメントの多さから「Ubuntu」というLinuxのディストリビューションを利用します。
1. Ubuntu Server isoイメージのダウンロード
https://jp.ubuntu.com/downloadへアクセスし、Ubuntu Server のイメージをダウンロードします。
(1.5GB前後ありますのでディスク容量や回線速度に注意してください)
2. VMwareのインストール
※Linuxインストール可能な物理マシンがあれば不要
VMware Workstation Player (Windows, Linux)をダウンロード、インストールします。本書ではこのVMware Workstation Playerでの作業を想定し手順を記載していきます。MacOS環境においてはVMware Fusion Playerを個人用途に限り無償で利用できますが、手続きが複雑なので以下リンクを参照してください。また、ソフト間の設定方法の違いを自己解決しながら進められるのであればOracle VirtualBoxなどの他の仮想化ソフトを使用しても構いません。(安定性の観点からVMWareを推奨しています)
参考:MacOS 無償版VMware Fusion Playerのインストール
VMware Workstation Playerの起動
新規仮想マシンの作成を選択
「インストーラディスクイメージファイル(iso)」を選択し、
「参照」からダウンロードしてきたUbuntuのisoイメージを選択
「仮想マシン名」および「場所」を設定(デフォルト設定で問題なし)
「ディスク容量」はデフォルトで問題ありませんが、ホストOSのディスクを利用するため普段使いのパソコンを利用する方はディスク容量に注意してください
「仮想マシンを作成する準備完了」で「完了」を選択すれば仮想マシンが作成されます。割当RAMやネットワークアダプタなど設定を変更したい場合は「ハードウェアをカスタマイズ」を選択しパラメータを変更してください
Ubuntu Serverのインストール
VMwareで仮想マシンの作成が完了するとUbuntuが初期画面で起動します。
「Try or Install Ubuntu Server」にカーソルを合わせ、Enterキーを押下して次の画面に進みます。
最初に言語設定です(この時点では日本語はありませんので、Englishなどわかる言語を選択してください)。
「Keyboard configuration」でキーボードレイアウトを設定します。
Windowsなどのキーボードは「Layout:Japanese」「Variant:Japanese」、MacOSの場合は「Layout:Japanese」「Variant:Japanese(Macintosh)」を選択します。
ここから先の初期設定では、決定する際にはページ下部の[Done]にカーソルを合わせてEnterキーを押下する必要があります。[Back]で前のページに戻ります。
「Choose type of install」では「Ubuntu Server」「Ubuntu Server (minimized)」のいずれかを選択します。
minimizedバージョンは必要最低限のコマンドのみが使用できる状態のため、難易度は高くなります。
(注意書きにも「人間がログインするようなシステムでの利用は期待できないような、カスタマイズされた最小環境」の旨が記載されています)
本書では、通常の「Ubuntu Server」を選びます。
「Network connections」ではIPアドレスの設定を行います。
デフォルト設定ではDHCPで任意のIPアドレスが割り振られます。
なんらかの理由で変更を行いたい場合はインターフェース名(ここではens33)を選択し、「Edit IPv4」⇒「IPv4 Method→Manual」で自分の環境に合わせたIPアドレスを設定します(なお商用環境では手動設定やスタティックDHCPで固定IPアドレスを割り振ることがほとんどです)。
インターフェース名は環境によって変わることがありますので、ここで表示されたインターフェース名は覚えておいてください。
もしDHCPでIPアドレスが取得できない場合は、メニューバーのPlayer > 管理 > 仮想マシン設定からネットワークアダプタを「ブリッジ」や「ホストオンリー」などを選んでみてください。
「Configure Proxy」の画面では、プロキシサーバーのアドレスを指定します。自宅や学校などの環境で、プロキシ経由でないとインターネット接続できない場合には指定してください。わからない方は空白のまま進めてください。
「Configure Ubuntu archive mirror」の画面ではパッケージの取得元を設定できますが、特段理由がなければデフォルトの設定から変更する必要はありません。
「Guided storage configuration」では使用するストレージの設定・選択を行います。ここでも特段理由がなければデフォルトの設定から変更せず[Done]を押下してください。
「Storage configuration」ではディスク容量の割当を行います。こちらもデュアルブート化などの特別な理由がなければデフォルトの設定から変更せず[Done]を押下してください。
なお、VMware環境でディスク容量に10GB以上割り当てたのにも関わらず、 / (ルート)に10GBしか割り当てられていない場合はubuntu-lvへの割当を手動で変更することも可能です。
割当可能なmax(ここでは18.222GB)まで割当。
「Format」でファイルシステムを選べます。ここではext4のまま進めましょう。
次にユーザー名などを決定します。
Your nameがプロフィールなどで使われる名前、Your server’s nameがホスト名、usernameがログイン時に使用するユーザー名となります。
「SSH Setup」ではOpenSSHのインストール有無を選択します。これを入れない場合SSHでのログインができなくなります。事後でインストールすることも可能ですが、ここでインストールしてしまった方が後々楽です。
最後の「Featured Server Snaps」ではインストールするソフトウェアを選べます。
いずれも事後ダウンロードが可能なものなので、何もチェックを入れずに進めて問題ありません。入れてみたいものがあればソフトウェアを選択し、ページ下部の[Done]を押下するとインストールが始まります。
画面上部のバナーが「Install complete!」になり、最下部の表示が[Reboot Now]になったら[Reboot Now]を選択して再起動します。
再起動後、UsernameとPasswordを入力してログインします。
これでインストール完了です。
なおVMWareの仮想CUI環境ではコピペなどの操作がやや難しくなります。TeratermやPutty、 iTerm2などからのSSHアクセスが便利です。
ip address showコマンドでインターフェース(ens33)のIPアドレスを確認しておき、
SSHで接続します。(画面はTeratermでの接続になります。)
セキュリティ警告が出ますが、「続行」してください。
ユーザー名とパスワードを入力し、ログインします。
SSHアクセス完了です。
なお、基本的にSSHはVMWareで仮想マシンを起動しておく必要があります。
(当たり前ですが、起動していないマシンにリモートアクセスは出来ません)